『 黒衣の宰相 』 火坂雅志著
2014年 06月 20日
「 黒衣の宰相 」 火坂雅志著 2004.8.10 文春文庫
禅僧(京都南禅寺住職)でありながら、徳川家康の側近として、豊臣家滅亡の引き金をひいた「方広寺鐘銘事件」を画策し、「武家諸法度」「禁中並公家諸法度」などを起草し、江戸幕府300年の礎を気付いた「金地院崇伝」の一代記である。
天下の悪僧と言われながら、自分の生き方を貫いた「崇伝」には何か惹かれるものがあり、時代物の得意な著者の筆力もあって結構分厚い文庫本であるが、一気に読ませる面白さがある。
「秀吉」や「家康」などとの交わりも興味深いし、同じ時代に活躍した、僧侶どうしの「天海和尚」や「沢庵和尚」とのかかわりも、なかなか人間味が出ていて面白い。
優れた時代物であると思う。
本の森カフェ・読後川柳
「 悪僧も それほど心は 悪くない 」
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禅僧(京都南禅寺住職)でありながら、徳川家康の側近として、豊臣家滅亡の引き金をひいた「方広寺鐘銘事件」を画策し、「武家諸法度」「禁中並公家諸法度」などを起草し、江戸幕府300年の礎を気付いた「金地院崇伝」の一代記である。
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by yutorisuto
| 2014-06-20 13:36
| 時代小説