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『 医療否定は患者にとって幸せか 』

「 医療否定は患者にとって幸せか 」村田 幸生 著 2012.12.10 祥伝社

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世にはびこる「医療悪玉論」への現場の医師からの反論の書である。
著者によれば、「がんは治療しないほうがいい」[病院で最期をむかえるのは不幸]「病院へ行くから人生がつらくなるのだ」といった内容の本が世間で大歓迎されているそうだ。

確かに今、医療に対する風当たりはかなり強いが、医師の側からは「治療しなければ、何もしてくれなかったと腹を立て、治療すれば、苦しみを長引かせただけだったと、腹を立てる」という考えられないほど、矛盾に満ちたダブルスタンダードの世界だと感じているようだ。

確かにドラマの世界では、人情派やスーパードクターの人並外れた技量には、拍手喝采だが、
実際の世界では、「人は家族が病院で死ぬと怒り」、その矛先は病院や医師に向けられるよう
です。

医療の世界に限ったことではないけれど、今の日本では医師の側も、患者・家族の側も双方の
コミュニケーション力が不足しており、医療従事者不足による多忙が輪をかけて、患者の精神面へのケアができていないのではないでしょうか?

そのことを前提に、私たちは医療とどうかかわるべきか、平穏死とはなど、自身の生き方の
問題として、考えてみる「きっかけ」としたいテーマの本である。



本の森カフェ・読後川柳
「 平穏死 したい気持ちも ままならぬ 」




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by yutorisuto | 2013-06-24 12:49 | 医療・医学