「悪の教典」上・下
2012年 10月 31日
「悪の教典」上・下 貴志 祐介 著 2010.7 文藝春秋
本の森カフェ・読後川柳
「 人気者 一皮剥けば 殺人鬼 」
帯カバーに「週刊文春ミステリーベスト10 第1位」とある。
単行本上下2冊の大作である。それもそれぞれ、およそ4センチメートルほどもある
大作である。「別冊文藝春秋」に2008年7月から2010年7月まで25回にわたって
連載されたとのこと。
主人公の高校教師は、一見有能で明るく、生徒の(特に女生徒からの)人気ナンバー1で、
上司である教頭の信頼も厚く、実質的に学校を切り盛りしている。
物語はこの高校教師が早朝からやってきて眠りを妨げる、気味悪い2羽のカラスのうちの
1羽を電流を流す仕掛けを作って殺してしまうところから始まる。
彼は元来、情の部分で欠落した部分があり、自分の都合で殺人を繰り返し、最後には受け持ち
クラスの生徒全員を殺害しようとし、生徒達との戦いがクライマックスになり、いやその先の
結末は書かないほうが、いいでしょうね!
それにしても気味の悪い小説である。こういうホラー・オカルト作品が好んで読まれるというのはどういうことかよく分からない。私の理解を超えている。
とは言いながら、素直で軽妙で、むしろ明るい文章に乗せられて最後まで読みきって
しまったのですが・・・・
本の森カフェ・読後川柳
「 人気者 一皮剥けば 殺人鬼 」
帯カバーに「週刊文春ミステリーベスト10 第1位」とある。
単行本上下2冊の大作である。それもそれぞれ、およそ4センチメートルほどもある
大作である。「別冊文藝春秋」に2008年7月から2010年7月まで25回にわたって
連載されたとのこと。
主人公の高校教師は、一見有能で明るく、生徒の(特に女生徒からの)人気ナンバー1で、
上司である教頭の信頼も厚く、実質的に学校を切り盛りしている。
物語はこの高校教師が早朝からやってきて眠りを妨げる、気味悪い2羽のカラスのうちの
1羽を電流を流す仕掛けを作って殺してしまうところから始まる。
彼は元来、情の部分で欠落した部分があり、自分の都合で殺人を繰り返し、最後には受け持ち
クラスの生徒全員を殺害しようとし、生徒達との戦いがクライマックスになり、いやその先の
結末は書かないほうが、いいでしょうね!
それにしても気味の悪い小説である。こういうホラー・オカルト作品が好んで読まれるというのはどういうことかよく分からない。私の理解を超えている。
とは言いながら、素直で軽妙で、むしろ明るい文章に乗せられて最後まで読みきって
しまったのですが・・・・
by yutorisuto
| 2012-10-31 15:51
| 小説