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官報複合体


「 官報複合体 」牧野 洋著 講談社 2012.1



最近、どの新聞を見ても殆ど同じ記事が並んでいて、ちっとも変わり映えがしない。
日本の大手新聞社各社がとっている「記者クラブ」制の弊害が問題視されだしてから、
結構長い期間が経過している。
元日経新聞記者であった著者は、「日本のマスコミは政・官・業の権力と一体化して、既得権益を享受してきた」と断罪する。
その証拠として、一斉に財務省の増税路線を援護射撃し、福島第一原発事故では「プレスリリース原稿」を垂れ流していることを指摘している。

ジャーナリズムの本場(?)の米国では報道とは自らが調べた原稿を署名入りて記事にする「調査報道」が王道であり、お上の垂れ流す原稿を右から左へと記事にするだけの「発表報道」とは峻別されている。
日本の大手マスコミは記者クラブ制度に守られて「発表報道」ばかりで紙面が埋め尽く
され、どこも同じ記事ばかりである理由が納得・・・
日本の新聞記事は絶対にジャーナリストの最高の栄誉である「ピュリツアー賞」に選ばれることはないそうだ。

戦前「大本営発表」しか書かなく(書けなく)なって、軍部の独裁に歯止めが利かなくなった歴史を忘れてはならない。

本来「ペン」は強いはずである。
政・官・財に癒着しない「報」は本当に重要なものであることを再認識させてくれるこの本は「重要だと思う。



本の森カフェ・読後川柳
「 マスコミの 権力癒着は 世の乱れ 」




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by yutorisuto | 2012-07-31 13:33