日々読み続けるyutorisutoのひとりごと


by yutorisuto
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『 TPP亡国論 』

「 TPP亡国論 」 中野 剛志著 2011.3.22 集英社新書


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2013.3.15、安倍総理はTPP交渉に参加を表明した。
この本の著者は経済産業省出身の経済思想家で、2年以上前からTPP反対論を展開してきた。
その理由は「アメリカの仕掛けた罠!日本はまたはまるのか!?」という点につきるようです。

アメリカの基本戦略は[輸出倍増」であり、そのターゲットは日本しかない。
なぜならその他の参加国はいずれの国内市場は小さく、一次産品輸出国であり、輸出依存国なのである。
したがってアメリカは日本への農産物輸出の拡大を狙ってTPPを仕掛けている。
他の参加国のなかには、日本と同じ利害や国内事情を共有する国はなく、提携して多数派をつくる余地もなく、不利なルールを押し付けられることになる。
TPPの狙いはアメリカが他の参加国とともに、農産物の市場開放を押し付け、日本包囲網を敷くことにある。
農業・食糧による世界支配を目論む戦略に乗せられて、農業崩壊につながる関税撤廃など、
持って他であるというのが、著者の意見のようだ。

しかし、日本が参加しなかった場合の日米関係や、農業を聖域とする日本がTPPから抜けた場合どうなるのか、という点についてはこの本からは良く分からない。

ともあれ、賽は投げられたのであり、後は推移を見守るしかないようですね!




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by yutorisuto | 2013-07-23 15:45 | 経済
「 鉄学 137億年の宇宙誌 」 宮本 英昭 他2名著 2009.8.6 ㈱岩波書店



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「私たちは鉄がなければ生きていけない。生物にとって危険な宇宙放射腺が地表に届かない
のも地球中心部に存在する鉄が、強大な磁場を作り出し、地球を安全な環境へと変えている」

地球だけではなく、この宇宙そのものが、鉄を中心に成り立っているようだ。

この本は宇宙の成り立ちから現在までの137億年を鉄を中心にさかのぼって、やさしく(私には正直言って、
さっぱりわからないけれど・・・)説明したものである。
やさしくとは言っても、なにしろ原子や粒子、陽子線など、難しい言葉が満載で、読み飛ばすしか、なかったのですが、文章自体は平易で、何とか読み終えることができ、私たちの宇宙の137億年を旅したような気がする
程度のレベルにしてもらったような気がしている。

おりしもロシアに隕石が落下し、その隕石の落下物の成分にも鉄が含まれているとの報道で、「知ってるぞー」って少しうれしかった。
ケガをした大勢の方には申し訳ありませんが・・・・




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「 隕石が 原発に落ちたら どうなるの? 」





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by yutorisuto | 2013-07-16 14:59 | 科学

『 新・国富論 』

「 新・国府論 」 浜 矩子著 2012.12.20 ㈱文藝春秋



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(英語のshare(シェア)は占有率の意味で使われるが、本来、分配すると いう意味
である・・・・)

「ヒト・モノ・カネが国境を越えて移動するグローバル経済では、カネがヒト・モノを
引っぱり回し、企業が成長しても人々は幸せにならない。
国民国家も機能不全に陥っている。
アダム・スミスの「国富論」に立ち返り、企業と国と人の幸福な関係を再び築く経済を考える」
ための書である。アダム・スミスを道ずれに、グローバル経済の様々な現象を巡り巡って、
たどりついたところは、「グローバル時代は奪い合いの時代にあらず、分かち合いの時代なり」
という著者の従来からの主張にたどりつく。
国家が「通貨安」を誘導して、やみくもに「成長」を図ろうとする時代ではないと断じている。

円安・成長論者とどちらが、正しいかは私にはわからないが、現在優勢な主張のみではなくて、
反成長・脱成長論ともいうべき「浜 先生(同志社大学・院 教授)」の主張にも耳を傾ける
必要もあるのでは?



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「 これからは 奪い合うより 分かち合え 」





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by yutorisuto | 2013-07-03 12:22 | 経済