日々読み続けるyutorisutoのひとりごと


by yutorisuto
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『 雨の掟 』

「 雨の掟 」バリー・アイスラー 著 2007.9.20 ㈱ソニー・マガジンズ


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日米ハーフで日本人の風貌を持つ「殺し屋」の物語。人を殺すことを仕事とするなんて
ぞっとするけれども、この主人公が依頼を引き受けるターゲットは世界的な極悪人で、
取り除かなければ、世界中が被害を受けるような武器商人などで、殺し屋のほうが正義だと
思わせられてしまう。
文章が素直で、風景描写や心理描写が巧みなので、冒険あり、スリルあり、恋ありの
冒険物語のように結構面白く読める。

「必殺仕事人」をもう少し明るく、
国際色豊かに仕上げた作品で、シリーズ第4作になる。




本の森カフェ・読後川柳
「 殺し屋は 正義の味方か 悪人か 」







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by yutorisuto | 2013-05-30 14:05 | 小説
「なぜ日本経済は世界最強と言われるのか」 ぐっちーさん 著 2012.10.130 東邦出版㈱


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「2013年1月18日,日はまた昇る」著者山口正洋氏(ぐっちーさんはブログのペンネーム)
の頼もしい「ご宣託」である。

私たちは中国や韓国に対して負け組であると思い込んでいるが、アメリカでの評価は真逆であるそうだ。
中国、韓国では日本の工作機械がなければ生産できない(東日本大震災時、生産がストップした)し、「ipod」の部品の40%が、ボーイング787の部品の45%が日本製だとかはアメリカではかなり常識的だそうです。
もっともボーイングのほうは今ちょっと具合が悪いようですが・・・・・
とにかく日本は世界経済のアンカー約であり、日本こそが救世主であるという論が、日本での悲観論とは逆に目アメリカでは主流を占めているという。

日本経済への評価がたかいから「円高」であり、インフレターゲット2%とかで「円安」誘導
するなんて、せっかくの高評価に逆らって国をおとしめることになる。

よくいわれる企業の国外脱出で産業の空洞化が起きるとの議論は海外への脱出の本当の理由は、がんじがらめの規制から逃げ出しているのであって、円高が主な原因ではない。
日本はGDPに占める輸出依存度は15%であり、たかだかそれだけの輸出企業のために高い評価の「円」を下げるなんて・・・・・・


この本は今まで私が抱いていて、誰も答えてくれなかった経済や為替に関する「疑問」、「なぜ
円高が悪いのか」に対し、やっと「悪くない」と答えてくれたものです。
その主張の正否は別として、ぜひとも読むべき本だと思います。





本の森カフェ・読後川柳
「 円高で 国滅びるとは 大ウソだ 」






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by yutorisuto | 2013-05-27 13:32 | 経済
「日本農業への正しい絶望法」 神門 善久 著 2012.9.2030 新潮新書


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著者によれば「有機栽培」「規制緩和」「企業の参入」等のキーワードをちりばめてマスコミ
や識者が持て囃す[農業ブーム]は虚妄に満ちているそうだ。
「農家・農地・消費者の惨状に正しく絶望することからしか農業再生はあり得ない」

日本農業の本来のつ読むは技能の集積にある。
大規模・小規模、化石エネルギー多投入型・粗放型、有機栽培・慣行栽培などを問わず、
マニュアル依存型農業が横行し、有機栽培などのもっともらしい能書きや生産者の顔写真を
張ったりの宣伝重視の農産物を「国産農産物は安全でおいしい」と盲目的に信じる消費者の
味覚の低下もあって日本農業の技能低下を招いている。

[農地法]の適用もでたらめで、農地のはずがいつの間にか駐車場になっていたり、宅地と
して売られていたり。農地特に水田は、集落共同体で水利の管理が必要なのに、それも
できなくなっている・・・・・・

とにかく早く農地と農業を守る手立てを講じないと、日本農業は壊滅するとの危機意識にあふれた著作であり、若い世代、子供を持つ若いお母さんの世代にぜひ読んでほしい本である。



本の森カフェ・読後川柳
「 兼業の 農家は 結構お金持ち 」







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by yutorisuto | 2013-05-21 12:47 | 経済
「連合赤軍あさま山荘事件」 佐々 淳行 著 1996.6.30 株式会社 文藝春秋


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同じ時代を生きたものとして、忘れられない大事件「あさま山荘」の攻防の記録である。
昭和44年2月19日から28日までの10日間、厳寒の軽井沢での攻防は、連日ニュース

報道や実況中継で国民の目をくぎ付けにした。

著者は参謀役として警備を実質的に指揮した警察幹部。
現在も高齢ながら危機管理の場面では、マスコミに登場する。

私たちの記憶には大きな鉄球がコンクリートの壁を打ち壊し、強力な放水車の活躍などが印象に残っているが、実際はこれらの大型の機械力ではとどめをさすことはできず、最終的には
機動隊の突入というマンパワーが事件を解決し人質を無事救出する様子が、よく描かれている。

死者3名、重軽症者27名の犠牲をだした大事件も記憶のかなたへ消えつつある。




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「 放水も 水が続かず あと人頼み 」




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by yutorisuto | 2013-05-16 12:48 | 政治・社会
「新帝都物語 維新国生み篇」 荒俣 宏 著 2007.6.30  株式会社 角川書店


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幕末、維新戦争の真っ只中、
会津から函館五稜郭へと続く官軍と佐幕派・旧幕臣による表の戦いの裏で
「闇の帝国」を作ろうと企てる陰陽師の流れをくむ「魔人・加藤」と「国学者・平田篤胤」の娘とその夫を中心とする「平田学派」の血みどろの戦いが行われていた。
新撰組の生き残り「土方歳三」も巻き込まれて、魔人と生死をかけて戦うことになる。

幽冥界から甦った死者たちと神具を駆使しての戦いなど
舞台仕立てはおどろおろしい伝奇物語だが、表舞台の歴史と混ざり合って、不思議な世界を読者に提供している。

歴史好きにとっては馬鹿らしさの中に、妙に印象に残る作品である。



本の森カフェ・読後川柳
「 甦る 幽霊たちを また殺す 」





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by yutorisuto | 2013-05-13 10:40 | 時代小説
「アメリカに潰された 政治家たち」 孫崎享 著 2012.9.29 株式会社 小学館


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著者は「駐ウズベキスタン大使」「国際情報局長」「駐イラン大使」を経て「防衛
大学校教授」を歴任した外務省キャリアである。

外交の裏の裏を知り尽くしているはずの著者に何があったのか、
日米関係におけるアメリカのという国家の策略を赤裸々に描いており
そのタブーであるはずの恐ろしい事実を暴露しているから、非常に興味深い。

著者は、鳩山一郎・石橋湛山・芦田均・重光葵・岸信介
左藤栄作・田中角栄・竹下登・梶山静六・橋本竜太郎・小沢一郎・鳩山由紀夫を、自主独立を目指した政治家と評価している。

彼らが自主独立の動きを見せたとたん、あるいは意に反して親中国の動きを見せたとたん
何らかの工作によって失脚させられたと述べている。

確かに彼らの「失脚」の経緯を見る限りうなずけるものもあり
折から「小沢一郎事件」が無罪となったことなどを考えると確かに一概に荒唐無稽な話と、切捨てるには重すぎる。


ぜひ一読の上、自分で考えてみてはいかがですか・・・・



本の森カフェ・読後川柳
「 ポチになる 政治家だけが 生き残る 」




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by yutorisuto | 2013-05-10 15:21 | 政治・社会