日々読み続けるyutorisutoのひとりごと


by yutorisuto
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「女王の百年密室」   森 博嗣著 幻冬舎 2000.7.10


著者は工学博士にして某国立大学助教授(当時)。
理系のミステリー作家らしい科学技術をちりばめたミステリー作品である。というよりも、ミステリー仕立ての空想科学小説と言ったほうがあたっているようです。

時は未来のある日、主人公とそのパートナーであるロボットはコンクリートで囲まれた不思議な都市に紛れ込む。
そこは女王によって統治される豊な楽園で、住民は何の心配もなく幸福な日常を送っている。その楽園にはかつて主人公に重傷を負わせ、その恋人をはじめ多くの殺人を犯し逃亡した犯人が何食わぬ顔で暮らしていた。
その都市には犯罪というものがなく、殺人犯でも咎められることはない。
物語は女王の住む塔で、王子が殺され、その犯人をめぐって、追うものと追われるものの葛藤の中を展開して行き、やがて殺人犯をころしたものの、自らも傷つき、ロボットに伴われて、街を出て行く。

追うものと追われるものが殺しあう結末はともかく、ミステリー仕立てのストーリーの
中で何かが起こりそうで結局は何も起こらない中盤が少々物足りないが、おそらくは著者は、幾ら幸福に見えても人口的に作られただけの楽園には本当の人間の人間らしさはなく、やっぱり元の世界へ戻ろうとする生き方のほうを肯定しているのではないかと思うのですが・・・・・・




yutorisuto川柳
「 神が作る 楽園よりも 人間(ヒト)らしく 」



 


miecicaaです。
ロボットとか、女王さまが、とかyutorisutoさんらしくない本なので、この本を読んでいるyutorisutoさんを想像してちょっと笑えてしまいました。


大阪は朝晩が涼しくなったせいかyutorisutoさんも体調をくずしているようなので、
「病院に行ったらどうでしょう?」と言ったら
「気が向いたら、その気になったら・・」そう言って、片手に本を持って外出してしまいました。



皆様もどうぞ体調に気をつけて下さいね。







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by yutorisuto | 2012-09-25 13:13 | 小説

河内源氏 元木泰雄著

「河内源氏」 元木泰雄著 中公新書 2012.9



1192年、源 頼朝が鎌倉に幕府を開き、武家政権を確立する。

系図によれば、清和天皇の孫に当たる「源 経基」を祖とする源氏の本流はその孫である「源 頼信」から始まる「河内源氏」であると言う。そしてその流れからは、後の武士の
世のヒーローとして活躍する、足利、新田、佐竹、武田、小笠原などの諸流を生み出す。
王権や院政、藤原摂関家に臣従し、その武力をもって、中央の騒乱や地方の叛乱の鎮圧に
次第に頭角を現し、もう一方の雄、「桓武平氏」とともに、武家政権の礎としての役割を
果たしていく「河内源氏」の7代200年の歩みを文献を基に解き明かしてくれる一冊で
ある。

歴史好きには非常に興味深い本ですが、歴史に精通している訳ではない私にとっては、
頼道、直方、頼信、頼義、義忠などと、名前が出てきても、それが藤原氏なのか、平家
なのか、源氏なのかさっぱり解らない。系図と首っききで読むのも面倒だし、正直な処。
理解しにくい箇所も結構あった。

大河ドラマ「平 清盛」に合わせて読む人にとっては、かなり興味深いかも・・・・・・



yutorisuto川柳
「 頼朝を 赦した平家 滅ぼされ 」


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by yutorisuto | 2012-09-21 13:36 | 時代小説

億の富の作り方

「億の富の作り方」 久保雅文著 総合法令出版 2011.3


この本の著者はフリーター、サラリーマンを経て、資産形成・運用・保全・継承の
あらゆる分野のファイナンシャルプランナーとして活躍する実務家。
内容は円高・円安の仕組みを分かりやすく解説する教科書的なもの。
タイトルの「億の富の作り方」に惹かれて読み始めたのですが、特効薬はなく、働いて得た中から、コツコツと貯めるしかないようです。(少しでも有利な方法で・・・・)。
超少子高齢化に向かう日本の国家財政、世界の金融の現状から今後私達が取るべき投資の
方法等が基本に忠実に分かりやすく解説されており、基礎的な勉強をしたい人には
ピッタリ。
間違っても何億円も「濡れ手で粟」で一儲けしたい人には向いてませんよ!



yutorisuto川柳
「 働けど 貯まらぬときには 宝くじ 」






miesicaaです。

宝くじ、買ってます?


わたしは買わない主義なんですよ。


なんかね、人間一生の内に何度かモテ期がめぐってくるように
宝くじに当たるような幸運も人間に一人一人同じだけ神様が運を与えてくださっているようなイメージをしているんですね。

そうすると、しょっちゅう宝くじを買っちゃうと運がどんどん磨り減って行くような・・・

だから買わないで運をうんとうんと貯めて貯めて、
そして夢に蛇が出てきたり、道端でウンチ踏んずけちゃうような「いいことが起こる」予兆があった時にこそ!
宝くじを買ってやろうと、そんな欲どうしいイメージをしているmiesicaaなのでした。








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by yutorisuto | 2012-09-11 12:52 | 経済

邪魔 奥田英郎著 

「邪魔」 奥田英郎著 講談社 2001.4



独自のエンターテイメント小説の世界を持つ作家の第3弾となる長編小説。

物語は「非行少年の世界」
「会社の商品を横流ししていたのがバレそうになって、自分の会社に放火したサラリーマンとその妻の世界」
「妻の事故死がきっかけではみ出している刑事と警察内の権力争いの世界」の三つの世界が一見、無関係に見えながら、いつか一つの地点で交わることを運命付けられている3本の道をゆっくり目的地へ向かうような序章から、それぞれの世界で思わぬ展開を見ながらすこしづつスピードを上げて行く中盤、を経て3本の道が衝突する終章にする。

終章は少しバタバタと三つの世界を無理に衝突させているような感じが否めないが、それまでの展開はさすがに、面白く読ませてもらった。

11年前とかなり古い作品だが、今読んでも古さを感じさせない娯楽作品となっている。



本の森カフェ川柳
「 じゃまものと 言われながらも 生きている 」




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by yutorisuto | 2012-09-08 14:33 | 小説