日々読み続けるyutorisutoのひとりごと


by yutorisuto
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官報複合体


「 官報複合体 」牧野 洋著 講談社 2012.1



最近、どの新聞を見ても殆ど同じ記事が並んでいて、ちっとも変わり映えがしない。
日本の大手新聞社各社がとっている「記者クラブ」制の弊害が問題視されだしてから、
結構長い期間が経過している。
元日経新聞記者であった著者は、「日本のマスコミは政・官・業の権力と一体化して、既得権益を享受してきた」と断罪する。
その証拠として、一斉に財務省の増税路線を援護射撃し、福島第一原発事故では「プレスリリース原稿」を垂れ流していることを指摘している。

ジャーナリズムの本場(?)の米国では報道とは自らが調べた原稿を署名入りて記事にする「調査報道」が王道であり、お上の垂れ流す原稿を右から左へと記事にするだけの「発表報道」とは峻別されている。
日本の大手マスコミは記者クラブ制度に守られて「発表報道」ばかりで紙面が埋め尽く
され、どこも同じ記事ばかりである理由が納得・・・
日本の新聞記事は絶対にジャーナリストの最高の栄誉である「ピュリツアー賞」に選ばれることはないそうだ。

戦前「大本営発表」しか書かなく(書けなく)なって、軍部の独裁に歯止めが利かなくなった歴史を忘れてはならない。

本来「ペン」は強いはずである。
政・官・財に癒着しない「報」は本当に重要なものであることを再認識させてくれるこの本は「重要だと思う。



本の森カフェ・読後川柳
「 マスコミの 権力癒着は 世の乱れ 」




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by yutorisuto | 2012-07-31 13:33

「 宇宙に外側はあるか 」 松原隆彦著 光文社新書 2012.2.


ついこの間(2012.7.4)、スイス・ジュネーブ郊外に建設されたCERNにおいて衝突実験を
繰り返した結果、新たな粒子を発見したと発表された。ヒッグス粒子の発見かと、世界中にニュースが拡がっている。

ヒッグス粒子は、宇宙の初期の状態において素粒子に質量を与えたとされる理論上の素粒子。
この本では、そのヒッグス粒子が活躍したとされる137億年前の宇宙の誕生(ビッグバン)から、時間や空間を軸として、宇宙というものを私達、全くの門外漢に対して、やさしく説明してくれている。
もっとも優しくとは言っても、私達の五感を超えた物理学の理論の世界のことのようで、
正直内容はサッパリ分からなかったといったほうが正確ではある。

しかし、私達の地球が属する太陽系は星の数2000億個の「天の河銀河系」の一部で、
それさえ全宇宙のごくごく一部であり、宇宙の橋から端まで940億光年という考えられない
空間の広がりを感じさせてくれ、考えさせてくれる1冊です。


「地球」や「星の世界」に関心のある方にはぜひオススメします。
「星座占い」のお好きな方も、ぜひご一読を・・・・



yutorisuto川柳
    「 地球さえ いつか滅びる 宇宙かな 」





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by yutorisuto | 2012-07-13 12:53
 
「 日本は世界5位の農業大国 」 浅川芳裕著 講談社 2012・2



えっ、本当?という感じではないでしょうか?


「農業人口の減少」「農家の高齢化」「食料自給率の低下」「食料の輸入依存」・・


日本の農業は弱い、日本の食糧安全保障の危機などの言葉が踊り、私たちはそれを信じさせられていると、この本は主張する。


国連食料農業機関(FAO)の発表によれば、世界の食料生産額(2005年)は1位中国、>2位アメリカ、>3位インド、4位>ブラジルに続きなんと日本が5位だという。
円高の影響もあるのではと思いますが、それにしても8兆円に規模を誇る農業大国だという。

食料自給率も心配だが、これは摂取カロリーの自給率であり、日本の農水省が発明した日本独自>計算法で、日本以外の国では使われていないそうだ。

ここでも官僚が日本農業を矮小化して見せて国のためという大議に見せかけてその実、自己の省益>拡大のみを目指すためという、いつものパターン・・・・。

著者は官僚の介在をゆるさず、規制解除すれば日本農業は、技術力も高く大きな可能性のある>成長産業だという。

読み終わってなるほど、そうだったのか、と納得させられたのですが、日本は農業小国だというマインドコントロールされているのでしょうか、やっぱり「食料」のことは心配です。




yutorisuto川柳
     「 自給率 低下といわれ メタボ増え 」




miesicaaです。
川柳なんですけどね、
先日お隣デスクのyutorisutoさんに、これ、何分くらい考えて作ってますか?て聞いたら
「5分・・・かからんかも」って。



だろうなあ。





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by yutorisuto | 2012-07-09 13:40 | 経済


「ニューヨーク地下共和国 (上・下)」 梁 石日(ヤン ソギル)著 講談社2006年



壮大な構想の娯楽大作である。
2011・9.11.同時多発テロ後のアメリカ、保守政権はネオコンや産軍共同体などに後押しされて、イラク・アフガニスタン戦争のに邁進する。
これに対してニューヨーク地下共和国を名乗るテロ組織が「自由の女神像爆破」などテロ行為を立て続けに成功させる。

 物語の舞台を回すのは、18の民族の混血の自由人「ゼム」と黒人の戦争カメラマン「ジャック」。二人の周囲では、戦争に反対して、戦争を推し進める権力に立ち向かおうとする仲間たちが次々と殺されていく。 
最後に「ゼム」も地下共和国のメンバーとともに巻き込まれて警察の手にかかって死んでしまう。

保守政権とそれに対抗する反体制派や反戦派の血みどろの戦いのバックに9.11のテロをも裏で演出したと暗示されている「ネオコン」とその周辺の陰の力がBGMとして流れ続ける。


かなり無理な設定もあるが、娯楽読み物としては一気に読ませる大作である。




yutorisuto川柳 「 テロでさえ 裏でいと引き 金儲け 」


 












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by yutorisuto | 2012-07-02 15:57 | 小説