日々読み続けるyutorisutoのひとりごと


by yutorisuto
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「 騙されたあなたにも責任がある 」小出 裕章著 幻冬舎 2012年


 「原子力の平和利用を夢見た」原子力の研究者である著者はその危険性に気づき、原子力の専門家としての立場から危険性を40数年にわたり訴え続けてきた。
京都大学原子炉実験所助教という冷遇されたポストのままで・・・・・

 しかし3.11の福島原発事故はようやく「小出先生」を世に押しだした。
「原子力の場にいた一人の人間として、このような汚れた世界を残してしまったことをお詫びしたい」という贖罪の気持ちが小出氏を強く反原発の運動へと動機付けているようです。
その上でこの著書では、広島原爆の100発分を越える放射性物質を撒き散らしておきながら、その情報を隠し今後も原発を稼動し続けようとする「電力会社」「政府・官僚」その他のいわゆる「原子力ムラ」を指弾している。

 しかし「小出先生」は返す刀で私達国民にも「だまされたあなたも悪い」と切りつける。

 確かに「政府」「官僚」「財界」「学会」「報道」などの深い癒着の構造に「気づかず」或いは「見ぬふり」をして「原子力ムラ」の跋扈を許してきた私達の責任は重い。
今、急に責任と言われても困ってしまうが、今エネルギーが欲しいと言って、子孫にツケを回すような原子力体制を続けてよいかどうかを考える辞めに是非読んで欲しい1冊である。



yutotrisuto川柳
   「 原発は すぐにやめても 永久のゴミ 」














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by yutorisuto | 2012-06-30 13:33 | 原発問題
「 大往生したけりゃ医療とかかわるな 」中村仁一著・幻冬舎新書



「健康のためなら命もいらない」ほどの健康ブーム。
CMの世界では健康食品やさまざまな健康法であふれかえっている。
そんな今の世の中で、「自然死」をテーマにしたこの小冊子が、自分の「死」を考えることは「生き方」を考えることだと妙に納得させてくれる。


 医師でもある著者は「医療が穏やかな死を邪魔している」として日本人の医療に関するさまざまな思い込みを真っ向から否定する。
アメリカで25年ほど前に
「病気の80%は医者にかかる必要がない、かかった方がいいのが10%強、かかったために悪くなったのが10%弱」との説が発表された。


「病気を治す中心をなすのは本人の自然治癒力」


 著者によれば「がん」でさえ、「完全放置すれば痛まない」「死ぬのはがんに限る」として、がん検診は不要であるという。

「早期発見の不幸」「手遅れの幸せ」を信じるかどうかはあなた自身の判断ですが、わたしは毎年うけていた健康診断をやめようかと今、真剣に迷っている。



yutorisuto川柳
      「 手遅れの 幸せ求めりゃ 医者が泣く 」









miesicaaです。


わたしもこの本をyutorisutoさんに借りて読みました。


そして本を読んで数日経った頃に
祖母が病院のベッドで94歳の人生に幕を閉じた。

最期は末期がんという病名で。


この本の著者によれば末期がんの患者に無理な治療を施さなければ
脳内にモルヒネに似た成分が分泌され、人はがんの痛みに苦しまず夢見心地で穏やかに、自然死という形であの世に行けるというけれど。


果たしてそれが本当かどうかは
自分で自然死を体験するほかに真実を知る術はない。


だけどもし、
わたしだったら、


もう手の施しようがありません、とお医者様に宣告されたら
我が家に連れて帰ってほしいなあ~とぼんやりとそう思えるようになりました。


連れて帰ってもらえるかしら??


日頃から家族関係を大切にするということが
自然死を選べる人の最前程にあるのかも知れない。









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by yutorisuto | 2012-06-26 11:49 | 医療・医学
親鸞 (上・下) 五木寛之



森のcafe・川柳
    「 真宗に至らぬ 親鸞 優しすぎ 」




 帯カバーに「全国27新聞に連載、二千四百万読者が熱狂した長編、ついに刊行」
とあったので大いに期待しながら読み始めた。

9歳で比叡山での仏門の修行を始め、幼年期の「日野忠則」から「範宴」「綽空」「善信」「親鸞」と名を変えながら成長し
師の「法然」と共に「念仏宗」弾圧により、罪を得て越後へ流されるところまでがエピソードをつないで描かれている。

今、日本で一番信者数の多い「浄土真宗」の創始者「親鸞」のもっと荒々しい生き方を期待していたのに全くの期待はずれ・・・・。
放埓の血筋と言いながら、優しすぎて頼りない「親鸞」では物足りない。

子供の頃、胸躍らせた歴史物の「豊臣秀吉」や「織田信長」の「大人バージョン」として楽しめるならオススメです。










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by yutorisuto | 2012-06-04 13:20 | 時代小説