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by yutorisuto
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『 (近くて遠い国)でいい、日本と韓国 』

「(近くて遠い国)でいい、日本と韓国」 渡部昇一・呉善花著 2013.4.30 WAC文庫


『 (近くて遠い国)でいい、日本と韓国 』_d0256668_1317511.jpg





最近どうも「反中」「反韓」をテーマにした本の出版が多く、結構売れているようだ。
これは中国、韓国の政府の「反日」政策に刺激され、触発された結果、「反中」「反韓」をテーマに
出せば売れる、売れるから内容がエスカレートするというマイナスのスパイラルに入りこんでしまっているようである。

この本は「日本の驕慢 韓国の傲慢」(1993年)と「韓国の激情 日本の無情」(1996年)を
再編集したものだということで、まさにブームに乗ってリメイクしたもののようだ。
対談形式をとっているが、渡部昇一氏は国粋主義的な発信の多い文明評論家であり、呉善花氏は在日韓国人だが反韓的な言動から、昨年だったか韓国へ里帰りしようとして入国拒否された経歴を持つ。

この二人の共著であるから内容は容易に想像がつくが、たとえば「韓国が変わるかどうかということを近代的精神の面からみるとすれば、その目安は若い人がアルバイトで簡単に食えるかどうかというところにあると思います。とくに女性がね。そうなればそれこそ全部変わりますよ」なんていう意味不明の発言があったりして理解に苦しむ。

こじれた国民感情をほぐすには、長い時間が必要だと思うので「近くて遠い国」であってもいいが、お互いに上から目線、優越意識でのみ相手を見ることは厳に慎みたいものですよね!



本の森カフェ・読後川柳
「 優越感 その裏にある 劣等感 」




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by yutorisuto | 2014-05-16 13:17 | 政治・社会